映画

映画『マインクラフト ザ・ムービー』評価・ネタバレ感想! ジェイソン・モモアが最高でズルい

マインクラフトのゲームはまったくプレイしたことがなくて、狩野英孝の配信を30分くらい観ただけの接点なのに、映画は童心に帰って想像以上に楽しんでしまった。理由はもう分かっている。ジャック・ブラックの安定したコミカル演技と、それに匹敵するジェイ…

映画『#真相をお話しします』評価・ネタバレ感想 邦画の悪癖全部乗せ丼

あまりに酷い出来で言葉を失ってしまった。 『#真相をお話しします』を観て感じたのは、邦画がここまで「エモーショナル」に特化していったのかという強い感動。とはいえそれは物語自体に対してではなく、映画そのものに対しての感動である。より詳しく言う…

映画『花束みたいな恋をした』評価・ネタバレ感想! ディティールによる強制共感映画

ず~っと食わず嫌いしていた『花束みたいな恋をした』をようやく観た。恋愛映画をあまり観ない自分にとっては完全にノーマークで、映画館で流れるU-NEXTの予告でやたらプッシュされてたなあというくらいの記憶しかないのだけれど、実は特大ヒットをキメた凄…

映画『世界の中心で、愛をさけぶ』評価・ネタバレ感想! 「泣ける邦画」の黎明

2004年の大ヒット映画『世界の中心で、愛をさけぶ』を初めて観た。きっかけは単に坂元裕二脚本の映画を観ていこうかなと思った時に手軽に観られるものだった、というだけである。坂元脚本なら何でもよかったのだけれど、それでもやはりこの大ヒット作は最初…

映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』ネタバレ感想 「硬直」の凄まじさに驚愕

自分が観る前から絶賛されている映画を鑑賞するのは、すごく気が重い。なぜならその映画が自分に合わなかった時、必死に言い訳を探す羽目になるからである。しかも絶賛されていればいるほど、期待値は無駄に高められてしまう。あぁ、公開日に観ておけばなあ…

映画『キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド』ネタバレ感想 味気ないファルウィンの延長戦

待ちに待ったキャプテン・アメリカシリーズの最新作、『キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド』。キャップのシリーズとしては4作目(つまりキャップ4)に当たるが、キャプテン・アメリカの肩書きがサムに移って以降の映画としては1作目。『アベ…

映画『遺書、公開。』ネタバレ感想 殺し屋から解き放たれた女帝・高石あかり

2025年1月31日、一ヶ月の終わりにとてつもない映画に出会ってしまった。そのタイトルは『遺書、公開。』。陽東太郎の漫画を原作とした実写化作品である。漫画については全く知らないのでどれほど原作準拠なのかは一切分からないのだけれど、これだけは言える…

映画『嗤う蟲』ネタバレ感想 味のしない村ホラー

自分は城定秀夫監督との相性がかなり悪いので、今回も全く期待していなかったのだが、案の定全然楽しむことができなかった。どこがどう悪いということはないのだけれど、正直本当に良さが分からない。『嗤う蟲』は愛知県の田舎に引っ越してきた1組の夫婦に起…

映画『満ち足りた家族』ネタバレ感想 緩やかに地獄へと堕ちていく二家族

韓国映画にはあまり詳しくないのだけれど、サスペンス作品の濃密さには、たまにガツンと脳を殴られるものがあって。何気なく鑑賞した『満ち足りた家族』は正にそんな映画だった。弁護士の兄と医者の弟、2人の家族がとんでもない事件に巻き込まれる話。事件が…

映画『雪の花 ともに在りて』ネタバレ感想 松坂桃李の新境地

黒澤明の助監督を務めた経験のある小泉堯史監督の最新作は、実在した町医者・笠原良策の猛威を振るう疱瘡との戦いを描いた物語。時代小説の名手・吉村昭の小説が原作となっている。実際に観てみた感想を率直に言うのなら、小泉監督の新作以外の何物でもない…

映画『サンセット・サンライズ』ネタバレ感想 『不適切』に続く強烈なクドカン節

もう、かなり面白かった。原作からは大きく脚色したらしいコテコテのクドカンコメディ。多分観に行った人の多くはクドカンらしさを求めているのだろうし、需要を満たす意味では「大正解」だと思う。自分は『木更津キャッツアイ』なんかは全然ハマれなかった…

映画『アンデッド/愛しき者の不在』ネタバレ感想 やや地味なゾンビ映画エピソード0

最初に映画とは関係のない個人的な話をさせてもらいたい。この映画を観る前に『君の忘れ方』という邦画を観たのだけれど、これが完全に失敗だった。『君の忘れ方』があまりにも自分にクリーンヒットしすぎたのである。しかも映画の内容が「恋人と死別した主…

映画『君の忘れ方』ネタバレ感想 静寂の中に輝く喪失への強いメッセージ

ほとんど事前に情報を入れず、映画館のタイムスケジュール的にちょうどいいからくらいの理由で『君の忘れ方』を観たら、とんでもなく面白くて見事に落涙。作道雄監督の長編初監督作品だとは知っていたが、そもそも名前も聞いたことのない方だったのでほぼノ…

映画『勇敢な市民』ネタバレ感想 いじめ断絶アクションコメディ

韓国からやってきた、いじめっ子をボコボコにする教師を拝むことのできるアクションコメディ映画、それがこの『勇敢な市民』である。個人的な印象かもしれないが、いじめを題材にした映画やドラマにはどこか暗い、陰ったイメージが漂っているような気がする…

映画『366日』ネタバレ感想 病人が多すぎる

ここ数年、自分世代の有名なヒットソングをベースにした映画が増えてきたような印象がある。中島美嘉の『雪の花』、中島みゆきの『糸』。それに引き続き自分の中では3作目のような気がしているが、調べてみると楽曲を原案にした映画はそう珍しいわけではない…

『デジモンアドベンチャーtri. 第6章』感想

遂に全6章を完走することができた。嬉しい。素直に嬉しい。あまり自分の好みの作風ではなかったためにかなり時間はかかってしまったものの、駆け抜けた今は開放感すら感じられる。 1度は完走したはずなのに内容はほとんど憶えておらず、今回デジモンを無印か…

『デジモンアドベンチャーtri.第5章』感想

4章の感想を上げてから2ヶ月近く経過してしまったが、重い腰を上げてようやく『デジモンアドベンチャーtri. 第5章 共生』を観た。ぐんぐん下がっていくボルテージに嫌気が差してしまいつい先延ばしにしてしまったのだが、映画としては90分にも満たないほど…

映画『風都探偵 仮面ライダースカルの肖像』ネタバレ感想 理想的かつ緻密なアニメ版ビギンズナイト

どうも、翔太郎の「まだはえぇよぉ!!!!!」で絶対号泣する男です。 いやあ、『風都探偵 仮面ライダースカルの肖像』、とんでもなく面白かった。TVシリーズの第1話冒頭で描かれた部分を『ビギンズナイト』で詳しく描き、漫画版『風都探偵』の第6巻で更に…

映画『バーバリアン』ネタバレ感想 先の読めない理想的な上質ホラー

U-NEXTのランキング上位にあったのを何となく再生しただけのはずが、とんでもない作品に出会ってしまった。『バーバリアン』、あまりに面白すぎる。自分が理想とするホラー映画だった。 具体的に言うと、 ①怪異の正体が明かされないままに不穏な雰囲気が続く…

映画『オクス駅お化け』ネタバレ感想! 良くも悪くも優等生な日韓合作

日韓合作によるホラー映画『オクス駅お化け』の凄いところはなんと言っても実在する駅を使用したことだろう。ホラー映画のタイトルに実際の駅の名前が入り、なんとロケも本当にオクス駅で行っているという。日本ではまず許されないだろうし、他の国でもそう…

『デジモンアドベンチャーtri.第4章』感想

第4章はこれまでの3章に比べると、割と話がスッと入ってきた印象がある。デジタルワールドに再び足を踏み入れた太一達がパートナーデジモンと再会し、記憶を失った彼等と共にイグドラシルの刺客と戦うことになる。これまで謎に包まれていた感染や黒ゲンナイ…

映画『L.A.スクワッド』ネタバレ感想! 運命に翻弄される哀れなギャング

自分の中でデヴィッド・エアーと言えば『スーサイド・スクワッド』なのだが、多くの方がご存知の通りこの映画はすこぶる評判が悪い。製作中のゴタゴタによって撮り直しもあったようで、出来上がった映画はとにかく支離滅裂でストーリーにほとんど起伏がない…

映画『トラップ』ネタバレ感想 荒唐無稽なサスペンスの実態とは

M・ナイト・シャマラン監督の新作『トラップ』、残念ながら自分はあまり楽しめなかった。シャマランといえば大どんでん返しで終わるツイストの効いた作風が特徴だと思うのだが、今作は往年のやり口から離れ、連続殺人鬼の真理に焦点を当てたクライムサスペン…

『デジモンアドベンチャーtri.第3章』感想

1章、2章はまだ序盤のため巻き返せたが、第3章でこのレベルということは当初からこの路線をtri.は突き進むつもりだったのだろう。私は第2章で愛想を尽かしてしまったため、公開当時この第3章以降は観ていない。自分がお金を払いたいと思える作品ではなく、楽…

映画『ソウX』ネタバレ感想 10作目にして到達したシリーズ新境地

目に見えるものが真実とは限らない。 タクシー運転手と医者は両立できるのか。 末期癌は新薬を使った手術で治るのか。 ジョン・クレイマーは本当に救済の道を残しているのか。 コンフィデンスマンの世界へ、ようこそ! いやあ、面白かった。『コンフィデンス…

『デジモンアドベンチャーtri.第2章』感想

第2章「決意」は、ミミと丈を主軸に据えた物語。ここから2人ずつ究極進化する流れが始まっており、どこに着地するのか分からなかった第1章よりも安定していると言える。言えるが、それでも全く面白くない。無印の時、きっと誰もが夢想したアグモンとガブモン…

『デジモンアドベンチャーtri.第1章』感想

2015年11月21日に公開された本作は、デジモン無印の新作という心躍るフレーズから得られる期待値を遥かに下回ってきた。世間でも黒歴史扱いされているが、きっと中には好きな人もいると思う。だが私はいまだに許せていない。無印と02にどっぷりハマった世代…

映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』ネタバレ感想 アーサーの中身はすっからかん

ロングランとなりアカデミー賞の主演男優賞と作曲賞にも輝いた前作『ジョーカー』は、日本でも社会現象となり、当時多くの意見が散見された。ジョーカーとなる主人公アーサーに共感する人、共感する人を馬鹿にする人、観る人の心を否が応でも鬱へと誘う前作…

映画『ビートルジュース ビートルジュース』ネタバレ感想 続編以上に”延長”的な2作目

『ビートルジュース』の続編が36年ぶりに公開と聞いても全くピンと来なかった人間なのだが、ティム・バートン監督と知って急いで1作目を観た。1作目はティム・バートンの溢れ出る才能をそのまま垂れ流しにしたようなカオスさに満ちていて、カルト的な人気を…

映画『ナミビアの砂漠』ネタバレ感想

映画ファンの間では有名らしい山中監督の名前は今回初めて知ったのだが、注目すべき女優・河合優実の主演作ということで『ナミビアの砂漠』は以前から気になっていた。ポスターも、邦画には珍しい主人公の顔のどアップ。内容に関しては事前にHPを覗きに行く…