アニメ
個人的にはクレしん映画歴代トップ更新を狙えるほどの傑作だった。「ボーちゃんが鼻に紙を詰めて暴君になる」なんて馬鹿げたプロットを大真面目に一つの映画として完成させてしまえるのは、やはりクレヨンしんちゃんという作品の力だなあと。橋本昌和監督・…
ピクサーの最新作『星つなぎのエリオ』は、孤独な少年が宇宙人と心を通わせるハートフルSF。『E.T.』っぽくもあり、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』なところもあり、『未知との遭遇』や『エイリアン』などの有名SF映画のオマージュもたくさん。しか…
第7作目『のび太と鉄人兵団』、正直これまでで一番好きかもしれない。メカトピアのロボット達の強敵具合と思想、リルルの葛藤。かなり重厚なテーマが物語の核にあり、荒唐無稽ながら現実と地続きとも言える世界観に感服してしまった。テーマに対して映画が提…
宇宙を題材にした作品としては6作目で既に2作目なわけだが、本作は『宇宙開拓史』とは異なるアプローチで、「特撮映画」への愛やオマージュに溢れている。何よりタイトルが『スター・ウォーズ』なわけで、実際映画のストーリーも体制に反旗を翻し玉座を取り…
映画ドラえもんマラソン、もう5作目なわけだがこれまたとてつもなく面白く、まったく退屈しなかった。こんなにポテンシャルのあるシリーズを今まで自分はつまみ食いに留めていた上にのぶ代時代の作品をほぼ観ていなかっただなんて、生きていることが恥ずかし…
3作目の感想を書いてから2年近くが経過してしまったのだが、「映画ドラえもん展」なるものが始まると聞いて急いで映画ドラえもんマラソンを決行することにした。一応1~3作目にも再度目を通したものの、もし通しでこのブログの感想を読んでくださる人がいた…
2016年から2017年に放送されたデジモンシリーズの新境地。設定を刷新し、「デジモンユニバース」の名を冠して、シリーズとの半ば強引な接合が図られた感のある本作『アプリモンスターズ』、略して「アプモン」。 確か第1話はリアルタイムで視聴した記憶があ…
遂に全6章を完走することができた。嬉しい。素直に嬉しい。あまり自分の好みの作風ではなかったためにかなり時間はかかってしまったものの、駆け抜けた今は開放感すら感じられる。 1度は完走したはずなのに内容はほとんど憶えておらず、今回デジモンを無印か…
4章の感想を上げてから2ヶ月近く経過してしまったが、重い腰を上げてようやく『デジモンアドベンチャーtri. 第5章 共生』を観た。ぐんぐん下がっていくボルテージに嫌気が差してしまいつい先延ばしにしてしまったのだが、映画としては90分にも満たないほど…
どうも、翔太郎の「まだはえぇよぉ!!!!!」で絶対号泣する男です。 いやあ、『風都探偵 仮面ライダースカルの肖像』、とんでもなく面白かった。TVシリーズの第1話冒頭で描かれた部分を『ビギンズナイト』で詳しく描き、漫画版『風都探偵』の第6巻で更に…
第4章はこれまでの3章に比べると、割と話がスッと入ってきた印象がある。デジタルワールドに再び足を踏み入れた太一達がパートナーデジモンと再会し、記憶を失った彼等と共にイグドラシルの刺客と戦うことになる。これまで謎に包まれていた感染や黒ゲンナイ…
1章、2章はまだ序盤のため巻き返せたが、第3章でこのレベルということは当初からこの路線をtri.は突き進むつもりだったのだろう。私は第2章で愛想を尽かしてしまったため、公開当時この第3章以降は観ていない。自分がお金を払いたいと思える作品ではなく、楽…
第2章「決意」は、ミミと丈を主軸に据えた物語。ここから2人ずつ究極進化する流れが始まっており、どこに着地するのか分からなかった第1章よりも安定していると言える。言えるが、それでも全く面白くない。無印の時、きっと誰もが夢想したアグモンとガブモン…
2015年11月21日に公開された本作は、デジモン無印の新作という心躍るフレーズから得られる期待値を遥かに下回ってきた。世間でも黒歴史扱いされているが、きっと中には好きな人もいると思う。だが私はいまだに許せていない。無印と02にどっぷりハマった世代…
前作『デジモンセイバーズ』の完走から約2ヶ月。遂に『デジモンクロスウォーズ』を完走した。全79話という長丁場に幾度も心が折れそうになったものの、どうにか走り抜けた形である。リアルタイムでは確か3話辺りまでは観ていて、その後は録画を忘れて放置し…
毎年クレしん映画を楽しみにしている人間として、今年の『恐竜日記』は予告の時点で不安しかなかった。あまりにも感動の押し売りが強い。自分がクレしん映画に求めているものは泣けることではないので、今年は自分向けのアプローチではない作品が来たのだな…
デジモンのTVシリーズ5作目。4作目の『フロンティア』から3年の時を経てシリーズの新作が作られたことは感慨深い。自分はデジモン4部作直球世代だったので、久々にデジモンの新作が放送されると知った当時は、かなりワクワクした記憶がある。実際には途中で…
デジモンのアニメシリーズ4作目『デジモンフロンティア』はシリーズの中でもかなりの異色作であり、同時に挑戦的な作品でもあると思っている。結果的にシリーズはこの作品にて一旦放送がストップしてしまうのだが、それでも既存の枠からはみ出して新たなデジ…
デジモンのアニメシリーズ3作目『デジモンテイマーズ』を観た。実はこの作品には昔からあまり興味が持てなくて、既に2周くらいはしてるはずなのだが、中盤以降の内容をほとんど記憶していないという状態。というよりも、いつも1話から観ようと試みて序盤の数…
先週の無印に引き続き、『デジモンアドベンチャー02』を完走。まさか1週間で観られるとは思っていなかった。このデジモン全作マラソン、ペースとしては1日4話ほどで9月末までの予定だったのだけれど、2倍の速度で02を終えてしまったのでこの調子でどんどん進…
まず、タイトルに偽りがある。通称「無印」と呼ばれるこのアニメ『デジモンアドベンチャー』は、どう考えてもアドベンチャーなどではない。冒険なんて生易しい言い方は相応しくないのだ。そう、この物語は言うなれば「デジモンサバイバル」なのである。 『デ…
これがあのSPY×FAMILY??? 俺の知ってるSPY×FAMILYと全然違うんですけど??? こんなんじゃまだ原作の良さが1パーセントも分からなくないですか??? ただ、これなんですよ。鬼滅や呪術のおかげで忘れてたけど、ジャンプ漫画のアニオリのクオリティって…
去年の今頃はウタの『新時代』が大流行していたが、2023年は「しん次元」。毎年恒例の映画クレヨンしんちゃんだが、今年は何と全編3DCGという大冒険に出た。監督は『モテキ』や『バクマン。』などの大根仁監督。しんちゃんの映画は毎年ラストに翌年の予告を…
先に公開された海外でアニメ映画史上最高記録を叩き出したという話を聞いても「ほへ~」としか思わなかった。私はマリオに一切思い入れがないのである。小学生の時にニンテンドーDSが発売され、その初回タイトルにマリオもあった。しかし私は「横スクロール…
1作目が恐竜、2作目が宇宙ときて、3作目はアフリカ奥地の大魔境…かと思いきや猿ではなく犬が大きな進化を遂げた世界での大冒険に。映画ドラえもんをほとんど知らないので、今回はこういうモチーフなのね、と純粋に驚くことができるのが嬉しい。そして、『宇…
いつも『のび太の恐竜』を観ただけで満足してしまう映画ドラえもん全作完走計画なのだが、1作目の感想をしっかりとブログに落とし込んだことで、何とか意欲を保つことに成功した。2作目の『のび太の宇宙開拓史』、ポスターの「面白さパワーアップ!」に全く…
映画ドラえもんは年に1作が公開ペース。つまりはこちらが何もしなくても増え続けるのが映画ドラえもん。私は片手で数えられる程度しか鑑賞できていない。日本の映画界を支えるシリーズに対してこの無礼な態度はまずい。ということで、1作目『映画ドラえもん …
とっても今更になるが、アニメ『SSSS.GRIDMAN』を観た。 ので、その感想をざっと書いていこうと思う。 普段特撮ヒーロー作品を観ているものの、アニメの元ネタである『電光超人グリッドマン』は、生まれる前の作品ということもありほとんど知らず、このアニ…
2016年に公開された『君の名は。』が記録的なヒットを打ち立てたことで、一躍トップアニメ監督に躍り出た新海誠監督。そんな新海監督の最新作は、東日本大震災を題材にした『すずめの戸締まり』。九州の田舎で暮らすすずめという少女が、閉じ師の草太と出会…
アニメーションスタジオはディズニーとイルミネーションだけではないんだ!ということで以前から応援しているドリームワークスの最新作が公開。原作付きの作品で、5人の悪者達がひょんなことから世界を救う方向へと転がっていく痛快な娯楽作。行きつけの映画…