2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧
自分は城定秀夫監督との相性がかなり悪いので、今回も全く期待していなかったのだが、案の定全然楽しむことができなかった。どこがどう悪いということはないのだけれど、正直本当に良さが分からない。『嗤う蟲』は愛知県の田舎に引っ越してきた1組の夫婦に起…
韓国映画にはあまり詳しくないのだけれど、サスペンス作品の濃密さには、たまにガツンと脳を殴られるものがあって。何気なく鑑賞した『満ち足りた家族』は正にそんな映画だった。弁護士の兄と医者の弟、2人の家族がとんでもない事件に巻き込まれる話。事件が…
黒澤明の助監督を務めた経験のある小泉堯史監督の最新作は、実在した町医者・笠原良策の猛威を振るう疱瘡との戦いを描いた物語。時代小説の名手・吉村昭の小説が原作となっている。実際に観てみた感想を率直に言うのなら、小泉監督の新作以外の何物でもない…
もう、かなり面白かった。原作からは大きく脚色したらしいコテコテのクドカンコメディ。多分観に行った人の多くはクドカンらしさを求めているのだろうし、需要を満たす意味では「大正解」だと思う。自分は『木更津キャッツアイ』なんかは全然ハマれなかった…
最初に映画とは関係のない個人的な話をさせてもらいたい。この映画を観る前に『君の忘れ方』という邦画を観たのだけれど、これが完全に失敗だった。『君の忘れ方』があまりにも自分にクリーンヒットしすぎたのである。しかも映画の内容が「恋人と死別した主…
ほとんど事前に情報を入れず、映画館のタイムスケジュール的にちょうどいいからくらいの理由で『君の忘れ方』を観たら、とんでもなく面白くて見事に落涙。作道雄監督の長編初監督作品だとは知っていたが、そもそも名前も聞いたことのない方だったのでほぼノ…
韓国からやってきた、いじめっ子をボコボコにする教師を拝むことのできるアクションコメディ映画、それがこの『勇敢な市民』である。個人的な印象かもしれないが、いじめを題材にした映画やドラマにはどこか暗い、陰ったイメージが漂っているような気がする…
2016年から2017年に放送されたデジモンシリーズの新境地。設定を刷新し、「デジモンユニバース」の名を冠して、シリーズとの半ば強引な接合が図られた感のある本作『アプリモンスターズ』、略して「アプモン」。 確か第1話はリアルタイムで視聴した記憶があ…
ここ数年、自分世代の有名なヒットソングをベースにした映画が増えてきたような印象がある。中島美嘉の『雪の花』、中島みゆきの『糸』。それに引き続き自分の中では3作目のような気がしているが、調べてみると楽曲を原案にした映画はそう珍しいわけではない…
ジェイソン・ステイサム主演の『ビーキーパー』を観た。自分が行った劇場には肩の辺りにファンシーな小動物のぬいぐるみを乗せたステイサムのパネルが置かれていて、上映前に1人の女性が写真を撮っていた。公式もステイサムでだいぶ遊んでいるんだなぁと思っ…