2025-01-01から1年間の記事一覧

映画『ロマンティック・キラー』評価・ネタバレ感想 大量イケメンラブコメパロディ映画

「邦画は面白くない」派の人からは予告だけでアレルギーを発症されてしまいそうなほど昨今のティーン向け邦画らしさが詰まった映画、『ロマンティック・キラー』。これがかなり面白かった。観ないのは損、というのとは少し違うのだけれど、日本の邦画って今…

ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』評価・感想 アップデートの先にある対話についての物語

ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』が非常に面白かった。モラハラ気質のハイスペック男性・海老原勝男(竹内涼真)と、男性に尽くすことだけを生き甲斐と信じて生きてきた女性・山岸鮎美(夏帆)の別れから始まるラブコメディ。Tverでも174万以上お気に…

【映画予告編感想】2025/12/12週公開

12/12週公開の映画予告編を紹介していく。 今週は無難なものが多かったというか、目を引くような予告編があまり見られなかった印象。とはいえ、前回も伝えた通りこの予告編感想は本編公開前の感想なので、作品自体はとんでもない傑作ということも考えられる…

ディオがジョナサンに敗北した理由

『ジョジョの奇妙な冒険』について、よく「4部以降ラスボスが弱くなった」という話が出てくるが、私はこの言説について常に違和感を持ち続けている。なぜなら、第1部ファントムブラッドのディオ・ブランドーはジョナサン達に対して基本的に焦りまくっている…

【映画予告編感想】2025/12/5週公開

12/5週公開の映画予告編紹介をしていく。 普段から時間の潰し方を探している私は、約10年前に映画館に行くと結構な暇つぶしになることを発見し、それ以来週に数作は必ず映画館で観る生活をしている。とはいえ毎週約20作ほどの映画が新しく公開されており、そ…

映画『WEAPONS/ウェポンズ』評価・ネタバレ感想 個人的今年ベスト映画

面白い映画を観ると自然と明日への活力が湧いてくるような、逆に現実から逃げて映画の世界に上映後も浸っていたくなるような、とにかく高揚した状態になることがあるのだけれど、個人的には2025年で最もその感覚をもたらしてくれた映画が、この『WEAPONS/ウ…

映画『ブラックフォン2』評価・ネタバレ感想 1作目を上回る死人グラバーの恐怖

あまりに理想的な続編で、かなり感心してしまった。3年前に観た『ブラック・フォン』がホラーとしてもジュブナイルとしても非常に面白く、シチュエーションホラーとしての完成度に慄いたことが強く思い出される。『ドクター・ストレンジ』を監督したスコット…

映画『金髪』評価・ネタバレ感想 あくまでおじさんの個人的な物語

坂下雄一郎監督の最新作、『金髪』。映画館の予告でなんだか変わった雰囲気の映画だなあと思ってはいたが、実際に観てみるとこれがまあ面白くて面白くて。決して大衆にクリーンヒットするような映画ではないのだけれど、社会風刺がすごく様になっていて気持…

映画『平場の月』評価・ネタバレ感想 MVPは人工肛門

予告の感触では平々凡々とした映画という印象で、特に期待していなかった『平場の月』。しかしこれが意外にもダークホースだった。こういうことがあるから映画鑑賞は止められない。市井の人々の感覚とすごく近い、等身大の恋愛ドラマ。劇的な感動をもたらす…

映画『ワン・バトル・アフター・アナザー』評価・ネタバレ感想 愛は勝つし、欲は負ける

ポール・トーマス・アンダーソン監督のことをほとんど知らないままこの歳まで生きてこられたことを幸運に思う。映画界隈が何やらPTAPTAと繰り返し呟いているのを見て、急に教育の場で声を上げ出したのかと思ったが、よくよく調べればPTAはポール・トーマス・…

映画『牙狼 TAIGA』評価・ネタバレ感想 原点回帰でありながら入門にも最適な1作

2005年にTVシリーズの放送が始まった『牙狼』も遂に今年で20周年。私は所謂2期である『牙狼 ~MAKAISENKI~』の直前辺りで初めて牙狼シリーズに触れた人間なのだが、それでももう約15年の付き合いになる。付き合いになるなどと言ってしまったが、実際にはシ…

映画『火喰鳥を、喰う』評価・ネタバレ感想 申し訳ないが安っぽいファンタジーホラー

第40回 横溝正史ミステリ&ホラー対象を受賞した『火喰鳥を、喰う』が遂に実写化。インパクト抜群のタイトルだが、中身はホラーかミステリーかなかなか判別がつかない重厚な作品で、デビュー作とは思えないほどに原浩先生の手腕が発揮されている。かく言う私…

映画『ハンサム・ガイズ』評価・ネタバレ感想 原作のほうが断然好み

『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』がまさかの韓国リメイク。原作は2010年の映画なので、実に15年ぶりというわけだが、あの映画はもう15年も前の作品なのかという時の流れにも驚かされる。原作は、田舎でマイホームを手に入れた2人の男が、人…

映画『MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』評価・ネタバレ感想 笑えて泣ける84分

期待通りの面白さ。タイムループコメディの人気作としてよくサブスクのオススメには出てきていて、評判が高いのも知っていたのだけれど、映画を観てビックリ。規模やキャストからしてかなりの低予算だとは思うが、脚本の鮮やかさに舌を巻いてしまった。無限…

映画『トンソン荘事件の記録』評価・ネタバレ感想 没入感低めの凡作ホラー

フェイクドキュメンタリーの韓国産ホラー映画『トンソン荘事件の記録』を観た。タイトルに偽りなく、トンソン荘という旅館でアルバイトが恋人を連れ込みそのまま殺害した事件に端を発した奇妙な出来事の記録。日本でも近年主流になっているフェイクドキュメ…

映画『サマー・オブ・84』評価・ネタバレ感想 急転直下のジュブナイルホラー

スラッシャー&ジュブナイル映画へのオマージュがたっぷりな『サマー・オブ・84』。よくタイトルの似た『Summer of 85』と混同されているのを見かけるが、2作に繋がりはないしジャンルさえまるで違う。私がこの映画を最初に観たのは、今は風前の灯火と化した…

特撮『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』第2クール目感想 熊手真白って…どうですか?

既に全26話の放映が終了し折り返し地点を過ぎたが、それでも番組に対する熱量は依然として変わらない。『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』、本当に面白い作品だ。前回は第1クール終了時点の第12話までで感想を書いたので、総集編も終わって後半戦に突入しよ…

『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』評価・ネタバレ感想 歌って踊って笑えて泣ける今年ベスト候補

個人的にはクレしん映画歴代トップ更新を狙えるほどの傑作だった。「ボーちゃんが鼻に紙を詰めて暴君になる」なんて馬鹿げたプロットを大真面目に一つの映画として完成させてしまえるのは、やはりクレヨンしんちゃんという作品の力だなあと。橋本昌和監督・…

映画『近畿地方のある場所について』評価・ネタバレ感想 原作の見事な「翻訳」と、とめどない白石イズム

2025年6月から続いている怒涛のJホラー劇場公開も佳境に入り、遂にホラーファン待望の『近畿地方のある場所について』が公開された。おそらく原作を読んで楽しみにしている人も多いだろう。原作の評判を知って、映画化を機に興味を持った方もいらっしゃるは…

映画『アンティル・ドーン』評価・ネタバレ感想 無意味に繰り返されるタイムループ

正直まったくノーマークだったのだが、敬愛するデヴィッド・F・サンドバーグ監督の新作と聞いたら観に行かないわけにはいかなかった。原作のゲームは名前くらいしか知らないものの、その新鮮さが逆に良い効果を生んでくれるだろうと。何よりサンドバーグ監…

映画『星つなぎのエリオ』評価・ネタバレ感想 シンプルかつ予定調和

ピクサーの最新作『星つなぎのエリオ』は、孤独な少年が宇宙人と心を通わせるハートフルSF。『E.T.』っぽくもあり、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』なところもあり、『未知との遭遇』や『エイリアン』などの有名SF映画のオマージュもたくさん。しか…

映画『事故物件ゾク 恐い間取り』評価・ネタバレ感想 中田秀夫の時代がまた来るかもしれない

5年前の衝撃は今でも忘れられない。亀梨和也主演の『事故物件 恐い間取り』が公開され、そのあまりの酷さに目も当てられなかった。『リング』の中田秀夫監督の作品がずっと何だかパッとしないというのは多くのホラーファンが感じていることだろうが、やはり…

映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』評価・ネタバレ感想 いくら何でもファーストステップすぎる

MCU映画37作目にして、フェーズ6の幕開けとなる本作『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』。MCUのフェーズを気にしてる人はもうだいぶ減っているような気がするが、公式からはMCUリセット計画なんてものも飛び出しているし、今年は『キャプテン・ア…

映画『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 復活のテガソード』評価・ネタバレ感想 極上のスーパー戦隊版『Over Quartzer』

率直に、めちゃくちゃ面白かった…! 『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』というTV番組自体の虜になっていることを加味しても、劇場版としてこんなに凄いものが観られて嬉しい。同時上映の『ガヴ』が良くも悪くもお利口さんな作りなので、スーパー戦隊はこれ…

映画『仮面ライダーガヴ お菓子の家の侵略者』評価・ネタバレ感想 ガヴらしい完成度の一作

冬映画がなかったため、スクリーンで仮面ライダー映画を観るのがかなり久々になってしまった。毎年恒例夏の劇場版、『仮面ライダーガヴ お菓子の家の侵略者』。当初の予告ではポップな異世界に迷い込んでしまったショウマばかりにフィーチャーしていたが、最…

映画ドラえもん全作感想 第7作『映画ドラえもん のび太と鉄人兵団』

第7作目『のび太と鉄人兵団』、正直これまでで一番好きかもしれない。メカトピアのロボット達の強敵具合と思想、リルルの葛藤。かなり重厚なテーマが物語の核にあり、荒唐無稽ながら現実と地続きとも言える世界観に感服してしまった。テーマに対して映画が提…

映画ドラえもん全作感想 第6作『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争』

宇宙を題材にした作品としては6作目で既に2作目なわけだが、本作は『宇宙開拓史』とは異なるアプローチで、「特撮映画」への愛やオマージュに溢れている。何よりタイトルが『スター・ウォーズ』なわけで、実際映画のストーリーも体制に反旗を翻し玉座を取り…

映画『この夏の星を見る』ネタバレ感想 長編初監督作品の恐るべき表現力

自分は昔から辻村深月さんの小説がどうにも苦手で、奥底まで登場人物の感情を丁寧に描いて読者の共感を呼ぶ筆致に感心はすれど、決して好きと言うことはできなかった。今回映画化された原作『この夏の星を見る』も映画に備えて2日間ほどで読み終わったのだが…

映画『キャンドルスティック』ネタバレ感想 ダイジェスト版のような薄っぺらさ

4カ国6都市を舞台にした国際的映画で、主演は阿部寛。外国が関わってくると豪華な印象をつい抱いてしまうものの、この映画に関しては誇大広告だったように感じる。予告を観た時点で「なんかチープだな…」と違和感を持ってはいたが、実際の映画もかなり安っぽ…

2025年6月18日夕方 超クウガ展レポ

2025年6月18日、東京ドームシティGallery AaMo(ギャラリーアーモ)で開催中の超クウガ展に行ってきた。対応のあれこれでプチ炎上中のイベントだが、クウガ好きとして行かないという選択肢はあり得ない。錯綜する情報に戸惑っている方、チケットを買いながら…